枠にはまらない店
多くの方が、物事を定義したがります。
メーカーや販売店、問屋に小売店、
飲食店、床屋、日本人、アジア人、欧米人白人
男性、女性、若い、老人、社長、従業員など・・・
枠にはめようとします。分類しようとします。
こうした枠や分類をつくることで、そこに限界が生まれます。
私の店を「髪を切るから床屋」だと思ったら・・・、
その時点で、私は理容サービスしか販売できなくなります。
なぜなら、自分で自分の店を「理容店」と決め付けてしまったからです。
もし、自分のお店を床屋じゃなくて「お客さんがくつろぐ場所」と考えると、コーヒーを飲んでくつろいでるお客さんが、
「こういう旨いコーヒーが飲みたかったのよね~」
と言えば、それを販売しても良いことに気付くはずです。
心地よいBGMだって販売しても良いのです。
オシャレな店員のユニフォームだって良いですし、趣味でやっている写真を飾っていますが、写真教室を定期的に開催して参加者からの参加費を店の売上にしても良いのです。
なぜか、市内カメラショップより、この床屋の方がダントツにカメラが売れる。こんなお店があっても良いのです。
お客さんは、このお店にきてくつろいで楽しんでいる。
私の店は、床屋とか小売店とか分類できません。
基準は、取り扱い商品ではないからです。
自分やスタッフ、そして、お客さんが楽しめることなら、それがお店で取り扱う商品やサービスになるのです。
自分の店を業界の常識という名の非常識により、無限の可能性を潰してしまったらもったいないと思いませんか?
自分の大好きな野球をお店に活かしている食堂店のオヤジ。
自分のデザイナー経験をお店に生かしている社長。
落語で売上アップを語る看板屋さん。
自ら正義のローカルヒーローになり、暗い世の中を明るくする運動をしている住宅用資材販売店の社長。
商品が基準ではなく、お客さんや自分達のの楽しみが基準となってできている店。
それが私の店です。
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